かつてない飛距離を実現する高反発ドライバーおすすめ8選~シニア世代の大きな味方~

「最近ドライバーの飛距離が落ちてきたな」
「もっとラクに振って飛ばしたい」

年齢を重ねてくると筋力の衰えなどもあり、ドライバーやアイアンの飛距離が落ちてきます。

トシのせいだと決めるつけるのも酷ですが、ゴルフスイングという運動である以上、仕方ない部分はあります。

もちろん、ボールの飛距離は筋力的なヘッドスピードだけではなく、技術的な部分である”ボールの打ち出し角度”や”バックスピン量”も大切です。

とはいえ、飛距離のエンジンとなるのはヘッドスピードやボール初速なのは言うまでもありません。



スイングスピードは筋力や柔軟性などの運動能力と大きく関係しています。

捻転を大きく作れて、腕力・握力が強い人の方がボールをより遠くへ飛ばせるのです。

しかし、高齢になってきた状況で筋力アップや柔軟性アップを狙うのは非常に過酷な話。

むしろ、筋力や柔軟性を落とさないようにする方が現実的だと言えます。

では「このまま落ちていく一方の飛距離をあきらめるしかないのか、、、」

というと、必ずしもそうではありません。

世の中にはなにかしらの解決策が残されているものなのです。



その中の解決策の一つが、高反発ドライバーを使うという選択肢。

ゴルフの競技ルールに適していないので、高反発ドライバーの使用には賛否両論あります。

しかし、高反発ドライバーを競技ではないプライベートゴルフで使用する分には誰にも迷惑をかけません。

なによりも使っている本人が気持ちよくラウンドすることができればそれでいいのです。

今回の記事ではそんな高反発ドライバーの選び方やおすすめの高反発ドライバーを紹介しています。

最後までお読みいただき、失った飛距離を取り戻しましょう。








高反発ドライバーの選び方3つのポイント

高反発ドライバーとは、簡単に言うと「ゴルフの競技ルールに適合していないよく飛ぶドライバー」を指しています。

そんな高反発ドライバーを選ぶうえで重要なのが、

  1. 反発係数
  2. 慣性モーメント
  3. 適用ヘッドスピード

の3つになります。

①反発係数をチェックする

高反発ドライバーを選ぶ際にはまず反発係数をチェックしましょう。

この数字が大きければ大きいほど、ボールをより遠くへ飛ばしやすくなります。

ショットはゴルフボールとゴルフクラブの衝突(インパクト)により起こります。

この反発エネルギーが大きければ大きいほどボール初速が上がることになります。

そのため、フェース面の反発係数が大きくなると、ボール初速が上がることになり、より遠くへボールを飛ばせるようになります。



ちなみに反発係数の増加はフェース面の肉厚を薄く調整し、「ボールとのインパクト時にフェース面をたわませる(トランポリン効果とかスプリング効果)」技術が生まれたことで大きくなりました。

競技ゴルフのトップシーンで活躍しているトッププロなどはヘッドスピードがものすごく速いため、ゴルフコースの長さが足りない問題がでてきたのです。

そのため、2008年にフェース面の反発係数に制限をかけるルールが適合されるようになりました。
(反発係数を0.83以下に抑えなければなりません)

つまり、高反発ドライバーはこの反発係数を意図的にオーバーするように設計された代物なのです。

反発係数が大きいドライバーはボール初速が上がりやすくなりますので、選ぶ際に必ずチェックしましょう。

②慣性モーメントの大きさ

ドライバーのヘッドは体積を大きくすることで、慣性モーメントを増加させています。

この慣性モーメントは”ヘッドのぶれにくさ”を表しており、要するに球の曲がりにくさに関係してきます。

反発係数と同様にこの慣性モーメントにも上限(ヘッド体積:460cc)が設定されています。

そして、高反発ドライバーの中にはこの慣性モーメントのルールを無視したデカいヘッドが存在します。

必ずしも「慣性モーメントが大きい方が有利とは言えません」が、球筋を極力安定させたい場合は慣性モーメントが大きいタイプのドライバーをチョイスしましょう。

とはいえ、現行モデルと違和感なく打ち分けたい場合は、無難に460ccのドライバーを選ぶのがおすすめです。

③適用ヘッドスピード

高反発ドライバーは素材の関係上、ヘッドスピードが速すぎるとドライバーが破損する危険性があります。

適用ヘッドスピードを明記していないメーカーもありますが、基本的にヘッドスピードが~43m/sであれば、大体問題ありません。

しかし、中にはフェース肉厚をぎりぎりまで削った高反発ドライバーもあり、その場合は適用ヘッドスピードが40m/sを切ることもありますので注意が必要です。

高反発ドライバーおすすめ8選

ここからはFOLG編集部が独自にリサーチしたおすすめの高反発ドライバーを紹介します。

実は高反発ドライバーを作っているところは意外と少なく、FOLG調べでは製作・販売しているゴルフメーカーは約21社となっています。

その中から高反発ドライバーの年式が新しいものや手に入れやすいものを中心に8本ご紹介させていただきます。

高反発ドライバーを作っているメーカーは今後も高反発ドライバーの新作を出していくと考えられますので、この機会にいろいろチェックしましょう。

プロギア SUPER egg ドライバー 2024

高反発ドライバーを販売しているメーカーで一番有名なのがおそらくこのプロギアになると思います。

プロギアの高反発ドライバーは”スーパーエッグシリーズ”となっており、最初に登場したのは2016年になります。

スーパーエッグは高い反発性能に加えて、ショットのしやすさ(やさしさ)やスピン量を抑える技術が使われています。

反発係数0.83を超えるエリアが過去のモデルより広くなっており、打点のズレにも強くなっています。

また、最新の2024年モデルはヘッドのサイズが500ccとなっており、高い慣性モーメントを誇っています。

シャフトはスーパーエッグオリジナルのモデルを採用。

フレックスはSR・R・R2となっており、重量はすべて40グラム台です。

*ヘッドスピードが43m/s以上の人はドライバーが破損する恐れがあるため注意してください。

ちなみにレディースモデルもあります。

スーパーエッグ2024
定価 140,800円
参考価格 100,000円~(ポイント、クーポン)
反発係数 非公表
ヘッド体積 500cc
適用ヘッドスピード ~43m/s
シャフト M-40 (SR)、M-37(R) 、M-35 (R2)
ロフト 10.5
長さ 45.75インチ
重量 271g~274g
ライ角 59.5
バランス D0.5,C7
トルク 7.1/7.4/6.2

ハヤブサ ビヨンド

高い直進性やスピン量の低さ、弾道の高さがウリのハヤブサビヨンド。

ツインウェイトシステムにより、ヘッドの慣性モーメントを増大。

マン振りして、芯を外した時の曲がりを最小限に抑えてくれます。

年式は古めですが、シニア世代に人気の高反発ドライバーです。

メンズ
参考価格 78,000円(ポイント含む)~
反発係数 0.85~
ヘッド体積 460cc
適用ヘッドスピード 不明
フレックス S/SR/R
ロフト 10.5
長さ 46インチ
重量 292/290g

WORKS GOLF ハイパーブレード ガンマ ブラックプレミア MAX1.7

高反発ドライバーや高反発ボールを多数リリースしているワークスゴルフ。

ハイパーブレード ガンマ ブラックプレミアは反発係数0.87以上を誇るぶっ飛びドライバーです。

また、カスタムシャフトも多数用意されており、自分のヘッドスピードに合わせて柔らかさを調整しましょう。

価格もお求め安く、高反発ドライバーを試しに使ってみるのに非常におすすめです。

WORKS GOLF ハイパーブレード ガンマ ブラックプレミア MAX1.7
参考価格 30,000円
反発係数 0.87~
ヘッド体積 460cc
適用ヘッドスピード 34~45m/s
フレックス S/SR/R
ロフト 9.5/10.5
長さ 46インチ
重量 298/300/303g

リンクスゴルフ 飛砲ドライバー

リンクスゴルフは飛砲プレミアムという高反発ボールも販売しております。

飛砲ドライバーは少し年式が古いですが、その分他の高反発ドライバーに比べて安価になっています。

この高反発ボールとドライバーを組み合わせると、プラス20~30ヤードも余裕で狙えますね。

speeder40 speeder36
参考価格 50,000円(税込) 50,000円(税込)
反発係数 0.88~ 0.88~
ヘッド体積 460cc 460cc
適用ヘッドスピード ~42m/s ~42m/s
フレックス R/SR UNI
ロフト 10.5 11.5
長さ 46インチ 46インチ
重量 272/274g 268g

ソナテック TDⅡドライバー

ソナテックはロイヤルコレクションという会社のアメリカ向けゴルフブランドになります。

このTDⅡドライバーにはルール適合の低反発と高反発ヘッドの2種類がラインナップされています。
(ロゴのカラーがシルバーとゴールドに分かれています)

ウェイトの取り付けなど重心位置を調整できる機能がありますね。

また、カスタムシャフトの種類が豊富です。

カスタムクラブ
参考価格 124,000円
反発係数 0.84~
ヘッド体積 460cc
適用ヘッドスピード 不明
シャフト カスタム45種類以上

ジオテック クロト RE22 ブラック 高反発仕様

ジオテックの高反発ドライバー。

公式サイトではヘッド単体のみでの販売となっています。

自分に合う好きなシャフトがある場合におすすめ。

ヘッドのみ販売
参考価格 55,000円
反発係数 0.84~
ヘッド体積 460cc
適用ヘッドスピード 不明
シャフト カスタム
ロフト 9.5/10.5/11.5
ヘッド重量 193g

ENA マジックワンドSF ES

国産JFE製圧延SP700チタンを使うことにより、スプリング効果を高めた超高反発フェースが誕生しています。

クロトRE22ブラックドライバーはソール・ヒール部分のウエイトを少し重くしたことにより、重心距離を抑えています。

これによりヘッドの挙動が安定しますので、方向性や直進性が上がります。

また、スリットソール設計などボール初速を上げる技術が使われております。

メンズ レディース
参考価格 77,440円 77,440円
反発係数 0.84~ 0.84~
ヘッド体積 460cc 460cc
適用ヘッドスピード ~40m/s ~40m/s
フレックス SR/R/R2 L
ロフト 10.5/11.5 11.5/12.5
長さ 46インチ 45インチ
重量 255/253/252g 248/245g

リョーマゴルフ MAXIMA II Special Tuning

カスタムクラブで有名なリョーマゴルフ。

こちらのメーカーはシャフトが優秀で、飛距離に定評があります。

ヘッドスペック
参考価格 137,500円*Tour AD RM-2装着時
反発係数 未公表
ヘッド体積 460cc
適用ヘッドスピード ~44m/s
ロフト 9./10.5/11.5

*楽天市場ではふるさと納税に対応しているショップがあります。

さらに飛距離を追い求めるなら

これまで高反発ドライバーについてまとめてきました。

競技用ゴルフで使えないとはいえ、まだまだ需要がある分野になりますね。

今後も新作の高反発ドライバーが登場してくるでしょう。

ちなみに高反発ドライバーは高反発ボールと組み合わせると飛距離が最強になります。

FOLGでは高反発ボールのおすすめも紹介していますので、チェックしてみてくださいね。