【フジクラ】ベンタスTRシャフト 評価・レビューまとめ~ミスヒットに強い叩き系のシャフト~

「歴代ベンタスとの違いがわからない」

この記事ではウッド系のシャフトであるベンタスTRシリーズの評価やレビューをまとめています。

私自身は以前ドライバーにベンタスTRブルーを使用しておりました。

元調子系で非常にタイミングが取りやすく、かなり使い込みました。

個人的に非常におすすめのドライバーシャフトですので、ご購入を検討される際の参考にしてください。




ベンタスTRシャフトとは?

中間から先端までの剛性が高く、ヘッドがボールに当たり負けしない叩ける系のシャフトがベンタスシリーズです。

余計なバックスピン量を抑え、切り返しの粘りから捕まりすぎを防いでくれます。

手元側が軟らかく、中間から先が余計な動きをしないので、クセのないシャフトとしてツアープレイヤーに愛用されています。

スピーダーのようにある程度勝手に走ってくれるシャフトではありませんが、自分でしっかりボールを捕まえたり、叩きに行きたい人向けのシャフトです。



今作のベンタスTRは前作のベンタスに比べて「少ししっかりしたスペック」になっています。

ベンタスTRブルーは手元~中間部の剛性を少し高め、前作のベンタスブラックに少し近づけたようなスペック。

また、今作から先中調子のベンタスTRレッドが登場しています。

先端の剛性が高く、手元が軟らかいベンタスの特徴はそのままに、中間から先が動くシャフトになっています。

これまで弾き系のシャフトが苦手だった人にも振りやすいシャフトですし、余計なスピンを抑えられるからフェードヒッターにもおすすめ。

スピーダー系だと暴れすぎるという人は、まずこのベンタスTRレッドから試してみましょう。

ちなみに、こちらが前作のベンタスシリーズと合わせたTRのプロット図になります。

こちらのプロット図はあくまでそれぞれのスペックを比較したイメージですが、この中から自分に合いそうなシャフトをチョイスしましょう。

ちなみにベンタスTRブラックは元調子となっていますが、実測すると「ほとんどキックポイントがないような感じ」らしいです。
(フィッティングの時に教えてもらいました)

飛距離性能よりも安定感を重視したい人はベンタスTRブラックがおすすめですね。

ベンタスTRシャフトの評価

ここからはベンタスTRシャフトの評価をまとめています。

中間に位置するベンタスTRブルーを中心に情報を集めました。

飛距離性能

まず、ベンタスTRシャフトの飛距離に関する評価をまとめると


  • 初速が速くて重い出球、風に負けない
  • スピン量が減って飛距離が伸びた
  • ミスっても飛距離が安定する



というところです。


しっかり振れるのであれば、飛距離性能は間違いなく高いシャフトです。

私はもともとスピン量が多くてドライバーショットが吹き上がる傾向だったのですが、ベンタスTRに変えてからは前への推進力が強い棒球みたいな弾道になりました。

アゲンストでも距離が落ちにくい、いい球が打てるようになったのは非常に助かっています。

また、ドライバーの芯を外した時(オフセンターヒット)ときにも普通に飛んでくれるのが非常にありがたい。

最近の高慣性モーメントヘッドと非常に相性がよく、思い切ってドライバーショットを打つことができますね。

方向性

私はそこそこ捕まって球の上げやすいステルスHDのヘッドにベンタスTRブルーを装着していました。

ベンタスTRは捕まりにくいシャフトですが、ステルスHDとうまい具合にかみ合って、ストレート~ドロー気味に球が飛んで行ってくれます。

以前はチーピンがひどかったのですが、それもかなり改善しました。

レッドの場合は少し勝手が違いますが、ブルーやブラックは


  • ドライバーのあおり打ちが強い人
  • 左へのチーピンがよく出る人



におすすめできるシャフトです。

また、ヘッドの芯を外した時もしっかり球を押してくれますし、方向性の安定感もすごいです。

ちなみに使っている人の感想を調査してみると、飛距離性能よりこちらの方向性の安定感を褒めている人の方が多かったですね。

やはりスコアにこだわると、飛距離性能より方向性や安定性の方が大事になりますからね。

ヘッドとの組み合わせ方

ベンタスTRシャフトに使用しているドライバーヘッドを調査しました。

セッティングの際の参考にしてください。

  • ステルスHD・プラス
  • ローグST MAX・MAX LS・トリプルダイヤモンド
  • ステルス2プラス
  • TSi3
  • SIM
  • パラダイムトリプルダイヤ

基本的に低スピンで叩けるタイプのヘッドが多くなっていますが、マックス系など高MOIヘッドの組み合わせもあります。

高MOIヘッドから試打しつつ、スピン量や捕まりでヘッドを良し悪しを判断するのがおすすめです。

ブルー・ブラック・レッドは振り感を重視しながら、ボール初速や球の高さで合うものを決めましょう。

ベンタスTRのスペック

ここからはベンタスTRシリーズのスペックをまとめています。

ベンタスTRブルーのスペック

中元調子のベンタスTRブルー。

フィッテングや試打する際はまずこちらのブルーから試してみましょう。

ベンタスTRブルー
最低価格 36,000円
発売日 2023/3/16
定価 55,000円 税込
フレックス R~X
重量 58.0~78.5g
トルク 2.7~3.5deg
キックポイント 中元調子

ベンタスTRレッドのスペック

今シリーズから新しく登場したベンタスTRレッド。

手元が粘る先中シャフトですね。

ベンタスTRレッド
最低価格 36,000円
発売日 2023/3/16
定価 55,000円 税込
フレックス R~X
重量 59.5~78.0g
トルク 2.8~3.5deg
キックポイント 先中調子

ベンタスTRブラックのスペック

元調子となっていますが、ほとんどキックポイントがないベンタスTRブラック。

ブルーで物足りなかった場合はこちらのシャフトを試してみましょう。

ベンタスTRブラック
最低価格 36,000円
発売日 2023/3/16
定価 55,000円 税込
フレックス S~X
重量 59.0~89.0g
トルク 2.6~3.5deg
キックポイント 元調子

お近くのフジクラでフィッティングを

ここまでベンタスTRシャフトの評価やスペックをまとめてきました。

私はフジクラのフィッティングに行っていろんなフジクラシャフトを試してから、ベンタスTRブルーを選択しました。

ちなみにベンタスTRブルーはベンタスブルーよりスペック的にはしっかりしていますが、個人的にはTRの方が振りやすかったです。

先入観にとらわれないためにも可能であればお近くのフジクラフィッティングセンターに行くことをおすすめします。

現在使っているドライバーヘッドでいろんな組み合わせを試すことができますので非常に参考になりますよ。

初回は無料でフィッティングをやってくれますので、ベンタス以外にもいろんなシャフトを試せて非常におすすめです。

一度チェックしてみてくださいね。