
この記事ではフジクラの人気シャフトであるスピーダーNXバイオレットを特集しています。
2024~2025年に発売されているドライバーにはよく挿さっているシャフトです。
ゴルフショップなどで見かける機会も多く、私もフィッティングで良く提案させていただいていおります。
スピーダーという名前の通り、アマチュアのヘッドスピードを上げることを目的に設計されたシャフト。
ワンランク上の飛距離を目指したい人には要注目のカスタムシャフトですね。
スピーダーNXバイオレットとは?
初代スピーダーNX(ブルー)の後継機としてリリースされたNXバイオレット。
ブルーから手元と先端の剛性が10%アップしており、ミドルポイントからの強烈なしなり戻りが武器のシャフトです。
カーボンシャフトは繊維の角度ごとに3層構造にするのが一般的。
バイオレットではこの3層に加え、新たに第2のバイアス層を追加。
「DHX」という4層構造になってヘッドスピードの最大化に成功しています。
先端の剛性がアップしたことで、最近の高MOIヘッドとも相性が良いです。
当たり負けせずしっかりボール初速がアップ。
中調子ながら捕まって高弾道なのが最大の特徴ですね。
試打・評価
仕事時間の休憩中によく打っているのですが、あまりクセがなくそこそこ易しいシャフトという印象。
個人的にはスピーダーなのに嫌な走り感があまりないというイメージですね。
中間のしなり戻りが大きいですし、振りに行くとしっかりヘッドスピードが上がるって感じです。
キャロウェイやテイラーの「純正シャフトをしっかりさせた」という表現が一番しっくりくる気がしますね。
振り感をあまり変えずにちょっとしっかり目のシャフトが欲しいという人は、このスピーダーNXバイオレットがおすすめでしょう。
ただし、球を上げやすく、捕まりやすいのでヘッドとの組み合わせ次第ではチーピンが出ることもあります。
ドローヒッターの場合はベンタスブルーやブラックの方がおすすめですかね。
フェードヒッターとは非常に相性がよく、ドローバイアスモデルのヘッドと組み合わせるのも面白いです。
スピーダーNXバイオレットが合う人
- 純正シャフトが軟らかく感じる人
- 球を上げて捕まえたい人
- バックスピンが少ない人
- フェードヒッターの人
- ヘッドスピードを上げたい人
- 先端が動きすぎるのが嫌な人
ヘッドとの組み合わせ的にはピンのG440シリーズがおすすめ。
Qi35シリーズも悪くないです。
エリートシリーズはスピーダーNXバイオレットよりもベンタス系の方が合います。
あくまで個人的な見解ですが、フィッティングするときの参考にしてください。
口コミまとめ
以下のレビューサイトでの口コミをまとめました。
- 全体的にしなる感じでタイミングが取りやすい
- 中央がまったりして粘りがある
- 元調子が好きな人にも使いやすい
- 従来のスピーダーのような走り感はない
- 先が動きすぎず暴れない
- ブルーと飛距離が変わらないが、方向性が安定した
- ダブルキックポイントのように感じる
全体的に高評価になっており、悪い評価を付けている人がいませんでした。
ゴルフショップにもよく置いてあるシャフトですので、試打できる場所が多いことも要因としてありそうです。
スピーダーNXバイオレットのスペックまとめ
スピーダーNXバイオレット | |
---|---|
定価 | 49,500円 |
発売日 | 2024年9月12日 |
参考価格 | 31,000円~ |
シャフト重量 |
48~53g 54.5~59g 65.5~68.5g 77.5~79g |
フレックス | R2,R,SR,S,X |
トルク | 5.7/4.5/3.6/3.0 |