あなたのゴルフが上達しない5つの理由

「どんだけ練習してもゴルフが上手くならない」
「なんでゴルフはこんなに難しいんだ」

こんちには、FOLG編集部のみきです。

私はゴルフ歴が10年以上あり、ベストスコアは84。

プロやシングルの方に比べるとまだまだ下手くそな腕前ですが、社会人から始めたゴルファーとしてはそこそこ上手い方だと思っています。

とはいえ、右肩上がりにゴルフが上手くなったわけではありません。

むしろ、100切りするまで5年以上かかった苦い思い出があります。



そんな私が一気に80台で回れるようになったのは、あることに気づいたことがきっかけでした。

それは「スイングが下手なのではなく、ゴルフが下手だった」ということです。

これだけ見るとよく内容がわからないと思いますが、これから詳しく解説していきます。

ゴルフのスコアをアップしたり、練習方法に迷っている人は最後まで記事の内容をチェックしましょう。








①クラブの選び方を間違っている

ラウンドや練習で使うクラブが自分に合ってないとゴルフはなかなか上達しません。

また、番手ごとにスペックがバラバラな人がお客さんの中にもかなりいらっしゃいます。

ゴルフは使うクラブの影響を大きく受けます。

それも無意識にです。

そもそも入口から間違っており、それが原因でゴルフが上手くいかないパターンが多いです。

プロや学生のように練習時間をたくさん取れるのであれば話は変わってきますが、それでも自分に合うゴルフクラブを使う方が上達に有利。

特に初心者ゴルファーは最初の道具選びがとても大切です。



例えば、ゴルフのやりはじめに使ったクラブがゼクシオの純正Rシャフトだったとします。

捕まりやすいヘッドにかなり軟らかいシャフトなので、一般男性が普通にショットすれば大きく捕まって左に飛びます。

そして、左へ飛んでいるボールをまっすぐに修正するためには、逃がす打ち方をするしか方法がありません。

つまり、本人が意識していなくても逃がす打ち方がクセになってしまうのです。

ゴルフはボールを自分で捕まえられないと飛距離がどんどん落ちていきます。

私は本来ドライバーで250ヤード飛ばすポンテンシャルがあるのに、逃がす打ち方がクセになって200ヤードすら飛ばない人を何人も見てきました。

本人は「自分のスイングが悪いから」と思い込んでいるのですが、原因は別にあります。

そもそも使っているドライバーが悪いのです。

ドライバーを変えて練習し直すだけで”飛距離がアップして球筋も安定”するようになります。

ゴルフショップ店員が教えるドライバーの選び方~そもそもまっすぐ飛ばそうとするのが間違い~

②練習方法を間違えている

ほとんどのアマチュアゴルファーは独学や我流でスイングづくりをしています。

練習方法も人それぞれなのですが、問題はスコアに練習の成果が反映されていないことです。

「レッスンを受けろ」とまでは言いませんが、結果が伴っていないのなら練習内容や練習方法、意識を変えていく必要があります。

客観的にスイングチェックしていない

根本的な問題は自分のスイングを客観的にチェックできていないことにあります。

定期的にチェックしないと今やっている練習が正しいのかどうか判断することができません。

先ほどのクラブの話でもそうですが、ゴルフは自分に合ってない練習をすると逆に下手になる危険性があります。

一生懸命時間を使って練習しているのに、下手になってしまっては元も子もありません。



できるだけ時間のロスなくゴルフが上達するためには、主観だけではなく、客観的なデータに基づいて練習方法を考える必要があります。

インドアゴルフ場などにある弾道計測器を使い、

  1. スイング軌道
  2. インパクトフェース
  3. アタックアングル

などをまずは計測しましょう。

また、スマホのカメラを活用して、正面や後方から自分のスイングを撮影するのも非常に効果的です。

根拠なしに練習するのはNG。

自分のスイングを客観的に数値化して、どんな練習が必要なのかしっかり考えましょう。

動かすのはクラブ

動画を撮影してスイングチェックなどをしていると、どうしても「体の動き」に目がいってしまいがちです。

しかしながら、ゴルフはクラブでボールを叩くスポーツ。

ボールに向かってゴルフクラブがどういう動きをしているのか?が一番重要です。



ゴルフクラブはシャフトの延長線上に重心がないL字構造になっています。

慣性の影響をモロに受けますし、クラブの動かし方によってフェースが開きやすくなったり、閉じやすくなります。

スイング中にクラブがどういう動きをしているのか確認していましょう。

  • プレーンから大きく外れていないか?
  • 極端な縦振り・横振りになっていないか?
  • フェースローテーションが多すぎないか?

などに注目するのがおすすめです。

練習場でシューズを履くな

練習場では上手く打てるのに、コースに行くとめちゃくちゃダフる人がいます。

ロケーションやボールの違いなどもありますが、一番大きいのは地面の固さです。

コースは芝の上なので地面が柔らかく、練習場はコンクリートの上なので地面が固いです。

柔らかい地面だと多少なりとも体が沈みます。

体が沈んだ分、打点が手前に入りやすくなっており、コースに行くとダフリやすくなります。

地面が柔らかく踏ん張りが利きにくいのも、打点がズレる原因のひとつです。



練習場でゴルフシューズを履いている人をよく見かけますが、あまりおすすめしません。

ゴルフシューズはラグや鋲があるため、いつもより少し身長が高くなります。

芝の上だと”体が沈む分と相殺して”いい高さになるのですが、コンクリートの上だとそういうわけにもいきません。

コンクリートと芝の差をなくすためにも、練習場ではゴルフシューズを使わないようにしましょう。

また、練習場はコンクリートの上なので踏ん張らなくても反力が得られやすいです。

自力で反力を得る練習をするためにも、少し滑りやすいスリッパなどで練習するのもおすすめです。

*そもそも「練習場で使わないで下さい」と説明書に書いてるゴルフシューズが多いんですけどね

アプローチを練習する

アマチュアゴルファーはフルショットの練習が多く、アプローチ練習が足りていません。

パーセーブしたり、ボギーで上がったりするためには、グリーン周りのアプローチが必要不可欠。

チャックりやトップを繰り返していれば、いつまでたってもスコアが伸びません。

アプローチはショットと違って、練習すればするだけ上手くなっていきます。

あまりラウンドする機会がない人ほど、重点的にアプローチ練習を行いましょう。

アプローチ練習器具おすすめ17選~自宅で揃えて練習代を節約~

③ラウンド回数が少なすぎる

「実践に勝る経験なし」とどの分野でも言われますが、それはゴルフでも同じです。

正直、練習場でスイングの練習を頑張るよりも、コースに出てゴルフしている方が何倍も練習になります。

バンカーショットやパッティング、コースマネジメントなど打ちっぱなしではカバーできないシチュエーションがいっぱいあります。

そのため「どういう練習をするかよりも、どうやってラウンド回数を増やすか」を考えた方が確実にゴルフが上達します。

練習とラウンド、両方こなせればそれに越したことはありません。

しかしながら、時間やお金は限りあるものなので現実的に難しいです。

だからこそ、最短で効率的にスコアアップできるように、ラウンド回数を増やす方法を考えましょう。

ラウンド費用やゴルフ代を節約する6つの方法

④コースマネジメントができていない

ゴルフはショットの良し悪しよりも、状況判断やターゲットのとり方、リスクマネジメントの方が大事。

なぜならゴルフはミスしやすいスポーツだからです。

風の影響を軽く感じている

ひたすら目標方向にまっすぐ飛ばそうとするゴルファーがいます。

しかし、そもそもゴルフボールはまっすぐ飛びません。

コースで風の影響を受けるためです。

左右の風は曲がる方向や曲がり幅に影響を与え、フォロー(追い風)やアゲインスト(向かい風)で縦距離が変わってきます。

風の向きによって番手を変えたり、狙う方向を変更する必要があります。

何も考えずにショットしていれば、パーオン率やグリーンオン率は上がりません。

むしろドライバーなどではOBのリスクが増えてしまいます。



普段のラウンドから風の方向を意識しましょう。

木が揺れている方向や雲の動き、旗の揺れ方などが参考になります。

また、同伴者のショットがどういう曲がり方をしているのかもチェックしましょう。

経験の積み重ねにより、風を読む精度がどんどん上がっていきます。

外す場所を考えていない

スコアがまとまらない人は池やOB、バンカーを考えずにショットする人が多いです。

池やOBはペナルティなのでリスクマネジメントしないのは、はっきり言って論外。

また、バンカーショットが苦手なのに、ミスショットしてバンカーに入れるのは非常にまずいです。

そもそもターゲットのとり方に問題があり、打つ前からミスっています。


グリーン周りでもピンの位置によって、外した方が良い場所が変わります。

ショットする前に状況を整理して考えることが重要です。

なかなか始めから上手くいくわけではありませんが、考えながらゴルフするクセを付けていきましょう。

疲労の蓄積

ゴルフは集中力が必要なスポーツ。

ショットだけではなく、コースマネジメントにも神経を使うためです。

余計な体力を使わないように、効率よく運動するのが大切。

特にゴルフシューズは自分に合わないシューズを使っていると疲労がたまりやすくなります。

ケガの原因にもなりますので、シューズ選びは慎重に行いましょう。

【ゴルフシューズの選び方】シューズのマナーやお手入れ方法も一緒に解説

腰サポーターを使うと腰痛対策だけではなく、疲労の軽減にもつながります。

ショットの安定感も増しますし、一度チェックして損はありませんよ。

【ラウンド中の腰痛対策】ゴルフ用腰サポーターおすすめ12選

⑤お金をケチりすぎている

ゴルフはお金がかかるスポーツです。

だからこそ、中古クラブや人にもらったクラブで満足したり、レッスンを受けずに独学で練習を行ったりします。

クラブやショットの知識がしっかり身についていれば何も問題ありませんが、ほとんどの人はそうではないはずです。

本格的にゴルフをやるのであれば、はじめからある程度予算をかけるようにしましょう。

実はその方が結果的に低投資で済む場合が多いのです。

ゴルフショップにフィッティングの相談に行ったり、体験レッスンを受けに行ったり。

良し悪しがあるので時間をかけて吟味していく必要がありますが、やっておいて損はありません。

自分に合うゴルフレッスンの選び方~6つのポイントを意識すべし~

スイングの練習はほどほどに

ゴルフのスコアがまとまらない人はスイングを上手くなろうと頑張りすぎな場合が多いです。

綺麗なスイングを目指すのもいいですが、ゴルフに置いては打った弾道の方がもっと大切です。

ゴルフは結果のスポーツです。

一見うまそうに見えないのに、上がってみたら70台というシングルゴルファーも世の中にたくさんいます。

私自身も綺麗なスイングを作ることを諦めてから、ゴルフが劇的に上手くなりました。

ラウンド中に余計なことを考えなくなったからですね。



ゴルフの楽しみ方は人それぞれです。

何を目的にするかで考え方が変わりますが、もしスコアアップを目指したいのであれば、これまで紹介してきた5つのポイントを見直してみましょう。

FOLGではゴルファーの皆様に役立つ情報をお届けしています。

よければもう1記事読んでいってくださいね。